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こんにちは、かむりデザインのゆきです。名古屋で活動しているフリーランスのママ美容師です。
女性の目線で楽しい【グレーカラーメソッド】の情報をお届けします。
今回は、「透明感」について書いていきます。
髪の「透明感」を気にしていますか?
キレイな髪色の秘密は・・・
髪は屋内と屋外で色が違って見えますよね。
屋外だと思ったより明るく見えたり、屋内でも照明次第で違った色味に見えます。
髪色が明るくなるほど、見え方の違いは大きくなります。
じつは、ここに髪をキレイに見せるポイントがあります。
髪は光に透ける素材です。光を反射もしますし、吸収もします。
・明るさはどのくらい(明度)
・色味は何色系(色相・彩度)
ここに加えて「光をどのくらい通すのか」を考えることが必要です。
これを【透過】と言います。
白髪って何色?地毛の黒は??
白髪でお悩みの方のほとんどは、白髪と黒髪が混在していると思います。
この地毛の色をまず知っていきましょう。
白髪は「白」とは言うものの、見かたによっては「透明」です。
髪の表面のキューティクルは平面ではなく擦りガラスのような状態です。
白く見えるけど、光も通します。
では黒髪は?
明るい屋外で見ると地毛の黒は「茶色」であることが分かるでしょう。
この髪の透過率をざっくり表すと【白髪→90%】【黒髪→10%】といった感じでしょうか。
白髪がしっかり染まるということ
「しっかり」染まる白髪染め
白髪染め剤は白髪が少ない方・多い方、どちらが使っても「しっかり白髪が染まる」薬剤です。
確実に白髪を隠す最強の薬剤と言えるでしょう。
誰が染めても、しっかりと塗布ができていれば失敗が少ない薬剤です。
髪色の「濁り」には気づいていますか?
白髪をしっかりと染めるためには白髪と黒髪の透過率の差を少なくしなければいけません。
白髪だけを塗り分けて染めることはもちろん困難です。
差を埋めるためにたくさんの濃い染料を使うと・・・
地毛の黒髪は光を通さない「透過0%」の髪となります。
光は吸収されてしまい、艶がなくマットで濁った髪色になるのです。
濃い染料は髪に残留します
白髪の透過を下げるための濃い薬剤は「赤褐色」という赤味と濁りのある濃い色です。
髪に染料が残りやすく、カラー剤で明るくなることはありません。
一度暗く濁った髪色を明るくするには、ブリーチ剤が必要です。
また、明るくなっても色味として薬剤が残留するので、オレンジの強いブラウンになるなどの影響があります。
あなたが求める「髪」は?
副作用を知っておきましょう
ヘアカラーには作用と副作用があるものです。
ヘアカラーを「しない」選択もありますが、白髪へのストレスを軽減させるための有効な手段でもあります。
リスクを理解し、より自分の考え方に合ったヘアカラーを取り入れることが大切です。
そして、おしゃれとして「愉しむ」ことが一番の効力となるでしょう。
【グレーカラーメソッド】がそのための「調合技術」であることは、言うまでもありません。
透明感を気にしてみましょう
髪の透明感はパッと見て誰もが分かる大きな差ではありません。
写真での比較となれば、その差に気付ける方は少ないかもしれません。
ですが、きれいな髪色には絶対に欠かせない要素です。
メイクでも「素肌感」と「厚化粧」の差に気付けるかどうかは大きな差ですよね?
自然なのに差が付くヘアカラーを、ぜひ取り入れてみてください!