MARIA KIKUCHI
【40代の白髪ぼかし】白髪のかたまりで色ムラに?明るいブラウンを叶えるグレーカラーメソッド
「明るいブラウンが好きなのに、白髪が多い部分だけ色が浮いてしまう」
「白髪をしっかり染めようとすると、髪全体が黒くなってしまう」
「白髪ぼかしのハイライトに興味はあるけれど、派手になったり、髪が傷んだりしないか心配……」
40代・50代になると、そんなヘアカラーのお悩みを抱える女性が増えてきます。
特に、白髪が一部分にかたまって生えている場合、明るさを保ちながら均一に染めることは簡単ではありません。
でも、白髪が多いからといって、好きな髪色を諦める必要はありません。
今回は、40代半ばのお客様のBefore/Afterを通して、リミテッドブリーチとグレーカラーメソッドを組み合わせたカラー技術をご紹介します。
Before|白髪のかたまりが原因で、明るいブラウンに色ムラができる
今回のお客様は、明るく柔らかなブラウンを楽しみたい40代半ばの女性。
お悩みは、白髪が一部分に集中していることでした。
白髪の多い部分は明るく浮きやすく、黒髪が多い部分は暗く仕上がりやすい。
そのため、白髪のかたまりに合わせて濃い染料を使用すると、周囲の髪まで暗くなり、全体の明るさが失われてしまうことがあります。
反対に、明るさを優先すると、白髪の多い部分だけが染まりきらず、色ムラが目立ってしまう場合もあります。
このような状態を改善するために大切なのは、単に染料を濃くすることではありません。
白髪と黒髪の明度差を整え、髪全体が自然につながるようにカラーを設計すること。
そこで今回は、2つの技術を組み合わせました。
STEP 1|リミテッドブリーチで白髪の境界線を自然にぼかす
最初に行ったのは、リミテッドブリーチによる繊細なハイライトです。
使用レシピ
CL+ブリーチ=2:1
今回の目的は、髪全体を明るくすることでも、ハイライトを強く目立たせることでもありません。
白髪が集中している部分の周囲に、細かな明るさを仕込むことです。
黒髪の中に繊細なハイライトを配置すると、白髪と黒髪の明度差が緩やかになり、白髪のかたまりが目立ちにくくなります。
この工程では、ハイライトの太さや配置がとても重要です。
太く強いラインをつくるのではなく、髪全体に自然になじむように、細かく繊細に仕込んでいきます。
白髪を隠すために暗くするのではなく、白髪をなじませるために明るさをつくる。
これが今回のリミテッドブリーチの役割です。
また、必要な部分に絞ってブリーチを行うことで、髪全体への負担にも配慮しています。
※ブリーチによるダメージの程度は、髪の状態や施術履歴によって異なります。
STEP 2|グレーカラーメソッドで、明るさと色の深みをコントロール
細かなハイライトで明度の土台を整えた後は、グレーカラーメソッドで髪全体に色を重ねます。
グレーカラーメソッドは、一般的な白髪染め専用カラー剤に頼らず、ファッションカラーを組み合わせて明度と彩度を設計する技術です。
今回のカラー配合
{(NB12+シルバー8)+NB4}+NB3
配合比率:
{(2:1)+30%}+5%
まず、NB12とシルバー8を2:1でブレンドし、明るさと色味のベースをつくります。
そこへNB4を30%、NB3を5%加え、白髪への染着力と色の深みを細かく調整します。
ここで大切なのは、白髪を染めるために、必要以上に濃い染料を使用しないことです。
明るさをつくるカラーと、色の濃さを補うカラー。
それぞれの役割を分けて設計することで、白髪と黒髪、そしてハイライト部分を自然に調和させていきます。
まるで、髪全体に透明感のあるブラウンのヴェールで蓋をするように。
ハイライトでつくった繊細な明るさを活かしながら、色ムラの目立ちにくい美しいブラウンを目指します。
カラー剤をただ選ぶのではなく、一人ひとりの髪に必要な色をブレンドしてつくる。
これがグレーカラーメソッドの基本となる考え方です。
After|白髪のかたまりが自然になじむ、柔らかな艶ブラウンへ
仕上がりは、明るさを感じる上品なブラウンに。
白髪が集中していた部分も周囲の髪色と自然になじみ、根元から毛先まで美しい色のつながりが生まれました。
細かなハイライトが髪色に奥行きを与え、落ち着きがありながらも、重たく見えない仕上がりです。
さらに、髪表面に光が当たることで艶が引き立ち、顔まわりにも柔らかく華やかな印象が生まれています。
今回のお客様が大切にされていた「明るいブラウンを楽しみたい」という想い。
その希望を諦めることなく、白髪のお悩みと向き合ったカラー設計です。
白髪ぼかしハイライトは、ただ明るくする技術ではありません
白髪ぼかしというと、ブリーチでハイライトを入れる施術をイメージする方も多いと思います。
しかし、ハイライトを入れるだけでは、白髪と黒髪の色の差がかえって目立つ場合もあります。
大切なのは、ハイライトを入れた後のカラー設計です。
どこに明るさをつくるのか。
どのくらいの色の濃さが必要なのか。
白髪と黒髪をどのように調和させるのか。
その一つひとつを丁寧に考えることで、自然で上品なヘアカラーにつながります。
リミテッドブリーチで明るさの土台を整え、グレーカラーメソッドで色を完成させる。
この2つの技術を組み合わせることが、今回の施術の大きなポイントです。
40代・50代からも、好きな髪色を楽しんでほしい
白髪が増えてきたとき、これまで楽しんでいたヘアカラーを諦めてしまう方もいらっしゃいます。
でも、白髪があることは、美しい髪色を楽しめなくなる理由ではありません。
白髪の量も、生え方も、髪質も、一人ひとり違います。
だからこそ、その方の髪に合わせたカラー設計が大切なのです。
「白髪があるから仕方ない」ではなく、「白髪があっても、こんなに綺麗になれる」。
そんな前向きな気持ちを、ヘアカラーを通してお届けしたいと考えています。
年齢を重ねても、艶やかで美しい髪を。
そして、鏡を見ることが楽しみになる毎日を。
NISHIGAI LABOのグレーカラーメソッドは、大人女性の美しさと、自分らしく輝く人生を応援しています。