私の医療用ウィッグへの想いは 美容師の大先輩でもある母が癌を患い医療用ウィッグを使用しなくてはならなくなったことがきっかけです。 そんな母の悩みは「重さ」と「着け心地」でした。 ウィッグを長時間着用する際の負担、髪がある時には気付かなかった素材の不快感。 結果、母はウィッグを着用せず、スカーフを巻く日々を過ごしていました。 いま思えば「髪のプロフェッショナル」である母にとって辛かったことではないでしょうか? そんな母の背中を見て育った私も美容師として活動しており、偶然にも知人を通じ医療用ウィッグに開発に携わることになりました。 まずは母の想いを活かすことを第一に考え 「疲れず長時間被れる」「不快感のない着け心地」「違和感のない自然さ」を追い求めました。 重さについては人毛と人工毛をMIXし、人肌に近いシルクをインナーに使うことで肌触りも良くなり、各カラーバリエーション共に6色をブレンドすることで立体感が生まれるなど、試行錯誤の末やっとも想いでここまでたどり着きました。 ウィッグを必要としている方が「笑顔で過ごせる」為の、ほんの一部をお手伝いしたい一心でした。 悩まずお気軽にご相談ください。 西海 洋