Beauty and Care CALON
「若作りではなく、自然に若々しく見える色」
これが、40代のカラーリングでいちばん大切なポイントです。
40代になると、
・髪の水分量・油分量の低下
・白髪の混在
・肌のくすみ、血色感の変化
といった変化が同時に起こります。
そのため、20代・30代と同じ発想で色を選ぶと、黒く重く見えたり、逆に疲れて見えたりしやすくなります。

40代カラーの基本ルール3つ
① 黒すぎないこと
濃い白髪染めに多い「真っ黒・赤黒い色」は、
✔ 顔色を沈ませる
✔ 髪が硬く見える
✔ 老け感を強調する
原因になりやすいです。
40代は**“影の黒”より“光を含んだブラウン”**が正解です。
② 透明感があること
透明感とは「明るい」ことではなく、
光を透かして、色に濁りがない状態のこと。
・アッシュ
・ベージュ
・グレージュ
・ミントブラウン
このような色味は、
✔ 肌の黄ぐすみを和らげ
✔ 髪を柔らかく見せ
✔ 白髪も自然になじませます
③ ツヤが出る色であること
40代の髪は、色味より“質感”が印象を左右します。
ツヤがあるだけで、
・髪が若く見える
・清潔感が出る
・後ろ姿が一気に変わる
ツヤを出すには
✔ 濃すぎる染料を避ける
✔ アルカリを強くしすぎない
✔ トリートメントを前提にしたカラー設計
が重要です。

40代に本当に似合うおすすめカラー
◎ ナチュラルブラウン(王道)
・迷ったらこれ
・白髪も自然にカバー
・上品で清潔感が出る
暗すぎないブラウンがベスト。
◎ ベージュ・グレージュ系
・肌を明るく見せたい方
・柔らかさが欲しい方におすすめ
白髪が伸びても境目が目立ちにくいのも特徴。
◎ アッシュブラウン
・赤みが出やすい方
・髪がオレンジっぽくなる方に◎
落ち着きと大人っぽさを両立できます。
◎ ミントブラウン・寒色寄りブラウン
・40代後半〜50代に特に人気
・くすみを抑えて透明感アップ
白髪が増えてきた方でも、重く見えません。
避けたいカラーリング
❌ 真っ黒な白髪染め
❌ 赤みが強すぎるブラウン
❌ 明るすぎる単色カラー
これらは
・髪がパサついて見える
・肌の影が強調される
・年齢が上に見える
原因になります。
40代カラーは「染め方」で差がつく
同じ色名でも、
✔ 根元と毛先を同じ薬で染める
✔ ダメージを無視して染める
これでは、
色は入っても“美しくは見えません”。
40代以降は、
・根元と毛先で薬を使い分ける
・ダメージ部分は補修しながら染める
・色を「足す」より「整える」
というオートクチュール発想のカラーリングが重要です。
まとめ
40代に似合うカラーリングとは、
✔ 黒くしすぎない
✔ 透明感がある
✔ ツヤを最優先する
この3つを満たした色。
「白髪を隠す」より
「髪を若く、美しく見せる」
それが40代カラーの正解です。
もしよければ、
・白髪の量
・今の髪色
・明るくしたい or 落ち着かせたい
に合わせて、より具体的な色提案もできますよ。