
Beauty and Care CALON

「白髪を隠したいから」「清潔感を保ちたいから」――。
多くの女性が定期的に行っている白髪染め。
でも、染めるたびに髪がパサついたり、硬くなったり、艶が失われていくと感じていませんか?
実はその原因、**白髪染めによる“酸化ダメージ”**にあります。
ここでは、白髪染めが髪に与える影響と、ダメージを最小限に抑える方法を美容理論から解説します。
■ 白髪染めはなぜダメージを与えるのか?
白髪染めの仕組みは、髪の中にあるメラニン色素を分解し、そこに染料を定着させるというもの。
その際に使われるのが、**アルカリ剤と過酸化水素(オキシ)**です。
① アルカリ剤がキューティクルを開く
髪の表面を覆うキューティクルを開き、内部に染料を浸透させます。
しかし、これが繰り返されることでキューティクルが剥がれやすくなり、
髪の保水力が低下。乾燥・枝毛・ごわつきを引き起こします。
② 過酸化水素による酸化ストレス
白髪染めは、染料を発色させるために酸化反応を利用します。
ところが、反応後も過酸化物が髪内部に残ると、酸化が進み続けるのです。
これにより、タンパク質が変性し、髪の弾力や柔軟性が失われます。
③ 濃い染料の蓄積
一般的な白髪染めは、黒や濃いブラウンの染料を多く含みます。
これが繰り返し重なることで、色素が髪に蓄積し、くすみや沈みを招きます。
結果、髪が重く見え、顔色まで暗く見えることも。
■ 白髪染めのダメージが進むとどうなる?
最初は手触りの変化程度でも、長年繰り返すことで髪質そのものが変わっていきます。
- 手触りがザラザラ・ゴワゴワする
- ツヤがなく、マットで硬い印象に
- 髪が膨らみやすく、まとまらない
- 毛先が絡まりやすくなる
- カラー後すぐに褪色しやすくなる
これは、髪の内部構造が壊れたサイン。
一度壊れたたんぱく質は元に戻らないため、酸化を抑える“予防ケア”が欠かせません。
■ カロン銀座が提案する“予防美容カラー”
白髪染めのダメージを防ぐために、CALON銀座では
「白髪を隠す」ではなく「白髪を魅せる」グレーカラーメソッドを採用しています。
① ファッションカラーで白髪を自然にぼかす
白髪染め特有の濃い染料を使わず、ファッションカラーで透明感を出す。
白髪を完全に消すのではなく、明暗のコントラストで“馴染ませる”発想です。
② ミネラル・水素・オゾンで酸化を防ぐ
カラー剤による酸化反応を最小限に抑えるため、
施術後にミネラルトリートメント・水素トリートメント・オゾントリートメントを組み合わせ、
残留酸化物を除去し、髪を還元状態に戻します。
これにより、カラーをしてもダメージが蓄積せず、繰り返すほど艶やかで柔らかい髪へ。
■ 白髪染め後にやってはいけないこと
白髪染め後の髪は、まだ内部で酸化反応が進行しています。
ここで間違ったケアをすると、ダメージをさらに悪化させることに。
✖ 当日の洗髪
施術直後のシャンプーは、酸化反応が完全に終わっていないためNG。
染料が不安定な状態で洗うと、退色や乾燥の原因になります。
✖ 高温ドライヤー・アイロン
過熱によって残留過酸化物が反応を続け、髪のたんぱく質を変性させます。
ドライヤーは中温で、なるべく早く乾かすのがポイントです。
✖ 市販のオイルでコーティング
一見ツヤが出ますが、酸化したオイルが髪表面を覆うと逆効果。
酸化を進め、くすみやパサつきを悪化させることがあります。
■ ダメージを回避するためのホームケア
白髪染めを続けるなら、日常のケアも見直しましょう。
- アミノ酸系・弱酸性シャンプーを使用
- カラー後1週間は抗酸化ケアを意識
- ミネラル・ケイ素・水素入りのトリートメントを使用
- 紫外線防止スプレーや帽子でUVケア
- 美容室では定期的に“デトックスシャンプー”を
毎日のケアが、髪の未来を変えます。
■ まとめ:白髪染め=ダメージではない。“酸化を防ぐ”が鍵。
白髪染めのダメージは、**薬剤そのものよりも「酸化の残留」**によって引き起こされます。
つまり、酸化をコントロールできれば、白髪染めをしても髪は美しく保てるのです。
- グレーカラーメソッドによる低ダメージカラー
- ミネラル・水素・オゾンのトリプル予防ケア
- 酸化と還元のバランスを整える“予防美容”
これらを組み合わせ、
**「染めるたびに綺麗になる白髪染め」**を実現しています。
白髪染めのダメージを抑えたい方へ。
グレーカラーメソッドと予防美容トリートメントで、
40代・50代の髪に“艶・柔らかさ・透明感”を取り戻します。